連載小説:第三回 浦安少年物語

当時は、下駄や草履があたり前…
当時は、下駄や草履があたり前…

ツッコミで小銭を手にした松夫は、江戸川の土手の上を葛西に向かいオンボロ自転車をこいでいた

突然、土手下から登ってきた、別の自転車と出合い頭にぶつかった

『いって~な!どこ見てんだ、てめぇ!』

『あれ?松夫じゃね~か…』

『ひろみかぁ…ちゃんと前見てろって!まったく、女みて~な名前しゃ~がって』

『そんなことより、松夫…今日は売れたか?』

『いんや、全然だ…ツッコミやって、やっとかな…』

『えへへ、俺は完売だぜ』

博三と書いて「ひろみ」と読む、松夫とは同業といえば聞こえはいいが、同じ悪ガキ仲間

江戸川区在住ゆえ、松夫ら浦安の子供達は「川向うのひろみ」と呼んでいる

松夫は、この人なつこいひろみをけっして嫌いではないのだが、要領のいい博三に対して、いまいち商売に徹しきれない自分に、忸怩たる想いを抱いている

 

 

 

 

 

 

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コメント: 3
  • #1

    逆に。 (木曜日, 25 10月 2012 22:54)

    松夫さんがどうゆう青年になって行くのか楽しみです(^o^)

  • #2

    千住ドロン (金曜日, 26 10月 2012 10:51)

    わ~い♪ひろみちゃんも登場[(^o^)v

    ますます、先が楽しみだあ~(^^)

    ドクター頑張ってねp(^-^)q

  • #3

    デラックス (日曜日, 28 10月 2012 22:16)

    ひろみさんて「博三」って書くのですか!私は「ごうひろみ」さんと呼んだりしてました。失礼しました( * Q * )松夫さんに博三さん。次はセレブの街、舞浜にふさわしくカタカナのドロンさんでも登場させてはどうでしょうか?
    ますます、先が楽しみで~す{@X@}