連載小説:第二回 浦安少年物語

浦安市役所のあるところは、昭和30年頃、まだ海でした…
浦安市役所のあるところは、昭和30年頃、まだ海でした…

庭のある、天井裏のありそうな高い瓦屋根の家を見つけ

門をくぐると、松夫は声を張った

『ごめんくださ~い』

程なく、割烹着を着た品の良い婦人が玄関の戸を開けた

『あら、松ちゃん…また、売れ残っちゃったの?』

『景気が悪ぃ~のかな~、おばちゃん』

『おばちゃんじゃないよ!お姉さんって呼ばないと買ってあげないから!』

『へへ、今日は大サービスしとくからさ…』

ツッコミとは、もちろん漫才のツッコミではない

売れ残った浅利シジミを、少しでも高く、買ってくれそうな家に持っていくのだ

それでも、松夫にはごちそうが食べられる金額が手に入るというわけだ

 

<予告>

松夫のライバル現る!

川向うの博三とは、何者か…?

そして、早くも行き詰まる小高の筆は進むのか…??

 

 

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コメント: 1
  • #1

    千住ドロン (水曜日, 31 10月 2012 09:28)

    山本周五郎の青べか物語みたいになるのかなあ~(^o^)/この小説も舞台は浦安の船宿でしたよねぇ♪